【適応障害の方へ】就労移行支援で自分らしい働き方を見つけよう!利用方法から就職事例、おすすめの事業所の選び方まで徹底解説!
適応障害とは、特定のストレスによって気分が落ち込み、社会的な生活が困難になる状態です。
多くは職場のストレスから適応障害になり、休職や退職される方がいらっしゃいます。
そのような方は、もう一度就職したくても、果たしてやっていけるのかどうか、不安が大きい場合が多くあります。
そんな適応障害の方の中には、「適応障害でも就労移行支援を利用すれば就職できる?」「そもそも適応障害で就労移行支援を利用できるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「適応障害の方が就労移行支援を利用できるの?」という疑問から、就労移行支援で受けられるサービス、就労移行支援を利用する方法、自分に合った事業所を選ぶポイント、などについて、詳しく解説していきます。
適応障害と診断された人は就労移行支援を利用できる?
適応障害と診断された人でも就労移行支援を利用することは可能です。
就労移行支援は、「障がいや難病のある方」への障害福祉サービスです。
そのため、就労移行支援事業所を利用する際には、市区町村が発行する障害福祉サービス受給者証が必要になります。
障害福祉サービス受給者証は、障害者手帳がなくても医師の意見書や診断書で発行できるケースが多いです。
つまり、適応障害でも主治医が「就労移行支援事業所を利用することが必要である」と判断して、意見書を書いてくれれば、就労移行支援事業所を利用することはできるのです。
適応障害の人が就労移行支援事業所で受けられるサービス
就労移行支援事業所で受けられるサービスには、主に以下の3つがあります。
- 職業訓練
- 就職活動のサポート
- 定着支援
職業訓練では、安定的に通所するためのサポートに始まり、オフィス事務や障害者雇用で多く見られる軽作業、グループワーク、またIT系の専門的なスキルなどを学べます。
適応障害の方に見られがちなコミュニケーションの困難さを軽減するコミュニケーションスキルアップ講座などもあり、コミュニケーション力の向上も可能です。
就職活動のサポートでは、支援員がハローワークや仕事センターに同行し、窓口の担当を紹介してくれたり、合同面接会や会社の面接に同席してくれたり、求人を紹介してくれるところもあります。
定着支援は、実際に復職してから半年間、月一回の面談で、仕事をする際の困り事や人間関係のこと、生活上の問題などを聞き、必要があれば勤務先との仲介・調整も行います。
適応障害の方が就労移行支援を利用する方法
適応障害の方が就労移行支援を利用する方法は、一般的な利用の流れと基本的に同じです。
しかし、適応障害のみの診断では障害者手帳の申請が通りにくいため、障害者手帳を持っていない方も多くいます。
障害者手帳を持っていない方は医師の意見書や診断書が必要となるので、まず最初に医療機関や、必要であれば自治体に相談するのがおすすめです。
利用する方法の具体的な流れは以下の通りです。
- ステップ1:自治体や医療機関に相談する
- ステップ2:就労移行支援事業所の見学・体験利用をする
- ステップ3:障害福祉サービス受給者証を申請する
- ステップ4:就労移行支援の利用を開始する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ステップ1:医療機関や自治体に相談する
適応障害の場合、就労移行支援の対象となるかどうかは主治医の意見書による場合が多いです。
そのため、就労移行支援に通ってみたいと思ったら、まずは主治医に相談することをおすすめします。
主治医の了解が得られたら、市区町村役所の障害福祉課で適応障害が就労移行支援の対象になるかどうか聞いてみましょう。
対象となるか確認する際は、できれば主治医の意見書を持って行くと、話が早い場合が多いです。
ステップ2:就労移行支援事業所の見学・体験利用をする
医療機関に問い合わせ、医師の意見書や診断書を書いてもらえることが分かったら、就労移行支援事業所を探してみましょう。
就労移行支援は、事業所によって対象者やプログラム、雰囲気が様々なので、自分に合いそうなところを見つけたら、必ず事前に支援員に相談してから見学か体験利用をしてみましょう。
実際に行って体験してみないと、わからないことも多いです。
特に、以下の5点はチェックしておくべきポイントです。
- ・アクセスのしやすさ
- ・プログラム内容
- ・事業所の雰囲気
- ・就職実績
- ・すぐに利用できるかどうか
相談と見学・体験を経て、気に入ったところが見つかったら、次のステップです。
ステップ3:障害福祉サービス受給者証を申請する
市区町村の障害福祉課か、基幹相談支援センターに行って、就労移行支援を利用したい旨を伝え、障害福祉サービス受給者証を申請しましょう。
障害福祉サービス受給者証を申請する時、相談支援専門員による面談があります。
今の自分の状況、気持ち、なぜ就労移行支援を利用したいのかなどを話し、区分認定を受けたら、受給者証が発行されます。
ステップ4:就労移行支援の利用を開始する
サービス受給者証が発行されたら、気に入った事業所に行き、契約書にサインします。
これで、就労移行支援を利用できるようになります。
最初の2ヶ月間は、暫定支給決定期間といって、お互いにその事業所にその人が合っているかどうか、見極める期間です。
暫定期間の間に、その事業所の支援やプログラム、支援員や利用者の雰囲気などが自分に合っているかどうか、よく考えてみましょう。
もし合っていなかったら、すぐに辞めることもできます。
自分に合っていたら、サービス利用計画書を作成して、継続支援となります。
適応障害のある方が自分に合った就労移行支援事業所を選ぶポイント
適応障害のある方が、自分に合った就労移行支援事業所を選ぶポイントは、以下の4つです。
- ポイント1:自己理解やセルフケアのプログラムがある
- ポイント2:体調が悪くなった時に休めるスペースがある
- ポイント3:通所しやすい場所にある
- ポイント4:就職後のサポートが充実している
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ポイント1:自己理解やセルフケア等メンタルヘルスプログラムがある
適応障害は、ある特定のストレスに晒されることで発症しますが、根底に発達障害や幼少期の傷つきがある場合もあります。
特に、人間関係のストレスで適応障害になられた方は、元々何らかの困難さを抱えていることが多いです。
そのため、就労移行支援で自己理解やセルフケアのプログラムを受けることで、自分自身の困難さに気づいたり、病気の症状やそれに対する対応策などを学ぶことで、ストレスが緩和される可能性があります。
そのため、自己理解やセルフケアのプログラムに力を入れている事業所を選ぶのがおすすめです。
ポイント2:体調が悪くなった時に休めるスペースがある
適応障害の方は、ストレスが溜まると体調を崩すことがあります。
そのため、もし就労移行支援事業所で体調が悪くなった時に、どこか休憩できるスペースのある事業所を選ぶと良いでしょう。
つい頑張り過ぎてしまって、苦しくなった時に、「休憩できるスペースがある」という事実だけでも、救いになります。
ポイント3:通所しやすい場所にある
適応障害の方には、通勤がストレスになる方もいます。
毎日満員電車に揺られながら通うと心身ともに消耗してしまう方は、自宅から交通の便が良く、通所しやすい場所にある事業所を選びましょう。
就労移行支援は、安定して通えるようになることが第一歩です。
たとえば、乗り換えがない、自宅から30分以内、徒歩や自転車で通えるなど、自分が楽に通えるルートを考えましょう。
ポイント4:就職後のサポートが充実している
適応障害の方は、就職に不安を抱いている方が多いのではないでしょうか。
就職に不安を感じているのであれば、就職活動のサポートだけでなく、就職後のサポートも充実している事業所を選ぶと良いでしょう。
就職後のサポートは、定着支援といって、定期的に会社訪問や面談をしてくれるほか、電話やメールで相談に乗ってくれたり、卒業生の集まりを定期的に開いたりしているところもあります。
自分に合った方法で相談できる事業所を選ぶのもポイントの一つです。
適応障害のある方が就労移行支援を利用する6つのメリット
適応障害のある方が就労移行支援を利用するメリットは、以下の6つです。
- メリット1:ストレスの原因と対処法がわかる
- メリット2:体調管理ができ、安定的な就労につながる
- メリット3:コミュニケーションスキルが向上する
- メリット4:自己肯定感が向上し、自信が回復する
- メリット5:同じ悩みを持つ仲間と出会える
- メリット6:就職後もサポートしてもらえる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット1:ストレスの原因と対処法がわかる
適応障害の方は、何らかのストレスが発端となって発症していますが、そのストレスが何なのか、自分でわからない方もいらっしゃるでしょう。
何かわからないけれども、生きづらさを感じる、人間関係に困難を感じる、自分に自信がない、などということが多いのではないでしょうか。
就労移行支援で自己理解やセルフケアのプログラムを受けることで、ストレスや生きづらさの原因がわかったり、それに対してどう対処すればいいのかわかるようになります。
メリット2:体調管理ができ、安定的な就労につながる
就労移行支援では、安定して通えるようになるために、支援員がサポートします。
たとえば、朝早く起きられるようにするにはどういう工夫が必要か、体調を安定させるためにはどんな要素が必要か、など一緒に考えることが可能です。
また、セルフモニタリングといって、自分の生活や気分を可視化して、自分の状態を客観的に見ることも大切です。
課題の対策を支援員と一緒に行っていくことによって、徐々に体調管理ができるようになり、安定して通えるようになります。
毎日安定して通えるようになれば、復職への望みも見えてきて、自信にもつながるでしょう。
障害者手帳を持っている方は障害者雇用、持っていない方は一般雇用となりますが、どちらにせよ就労移行支援に安定して通えているかどうかを重視する会社が多いので、安定的に通えていることは強みになります。
メリット3:コミュニケーションスキルが向上する
就労移行支援には、コミュニケーションスキルをアップさせるためのプログラムもあります。
コミュニケーションに困難を抱えている方は多いですが、コミュニケーションはスキルです。
学ぶことで、コミュニケーションスキルをアップさせることは可能です。
就労移行支援で、グループワークやプレゼンテーション、アサーションなどのコミュニケーションプログラムを受けることで、
コミュニケーションスキルが向上し、職場での雑談や、上司・同僚とのやり取りにも困らないようになるでしょう。
メリット4:自己肯定感が向上し、自信が回復する
就労移行支援の支援員は、徹底的に味方になってくれます。
日報や月報で自分を振り返った時には、課題はしっかりと見つめつつ、ポジティブな声かけをしている支援員が多いです。
プログラムで上手くいかなくても、良かった点を見つけ、改善点を一緒に考えていきます。
支援員の声かけから、自分で自分を認められるようになり、自己肯定感が生まれます。
今自分をダメだと思っていても、「そんな自分でもいいんだ」「でも、もっと良い自分になりたい」と思わせてくれる場所、それが就労移行支援です。
メリット5:同じ悩みを持つ仲間と出会える
就労移行支援には、同じような症状や悩みを持つ人が集まっています。
会社では孤独だったかもしれませんが、事業所に行けば、仲間がいます。
同じような症状で苦しむ仲間の姿を見ることで、自分を振り返ることができ、「仲間がいる、自分は一人じゃないんだ」と思えることで、救われることは多くあります。
メリット6:就職後もサポートしてもらえる
就労移行支援に通えば、就職後も定着支援としてサポートしてもらえます。
慣れない職場で、上手くいかないことや、人間関係のストレスがあっても、それを聞いてもらい、時には会社との間に入って関係調整をしてもらうことで、上手くいくようになることもあるでしょう。
就職後もサポートしてもらえるというのは、心強いはずです。
サンヴィレッジを利用して就職に成功した事例
就労移行支援事業所「サンヴィレッジ」を利用して就職に成功した利用者様の事例を3つご紹介します。
事例1:Yさん「サンヴィレッジで自分の得意、不得意を見つけられた」
Yさんは、決まった作業、いわゆるルーティンワークが得意な男性です。
しかし、サンヴィレッジに通うまで、自分の得意・不得意がわからず、しんどく感じていました。
サンヴィレッジで自己理解のプログラムを受けたり、支援員からフィードバックを受けたり、企業実習に参加したりすることで、自分の得意・不得意がわかり、得意を活かせる食品工場の製造の仕事に就職できました。
事例2:Aさん「就労移行支援に通ったことで、生き抜くための柔軟性を身に付けられた」
Aさんは、何に対しても真面目で全力で取り組んでしまい、よく体力切れを起こしていた女性です。
サンヴィレッジで支援員に自分に合ったスケジュールを組み、セルフケアや自己分析のプログラムを通して、自分に合ったストレス発散方法を身につけ、人に優しくなれたと言います。
企業の見学と実習に参加して、総務部の集配など自分が安心して取り組める仕事に就職できました。
事例3:Hさん「希望の仕事に巡り合えた」
Hさんは、パソコンが得意で、所内のパソコン検定も軒並み合格しながら、イラストも得意で、イラストに関わる仕事がしたいという男性です。
コミュニケーションを改善したいという思いから、グループワークで他の利用者と交流したり、ニュースを発表したりすることで、コミュニケーションに自信をつけていきました。
訓練を通してできることが増え、応募の選択肢が広がったことで、今はイラストの仕事につながりそうな事務補助の仕事に就けました。
就労移行支援を利用すれば、適応障害があっても自分らしい働き方を見つけられる!
就労移行支援は、適応障害を抱えていても自分らしい働き方を見つけることができる場所です。
自己肯定感が持てない方、人間関係に困難を感じる方、日々の生活に生きづらさを感じる方は、就労移行支援を利用して「自分らしさ」を見つけてみてはいかがでしょうか。
就労移行支援事業所サンヴィレッジでは、個々の障害特性に合った支援を行っています。
たとえば、適応障害の方の場合、特定のストレスが原因となって再発してしまうことがあるため、ストレスがかかった時にどう対処していくかが重要です。
ストレスに対処できるようにしていくために、自己理解に関する関するプログラムや支援員との面談の中で自分に合った対処法を見つけ、就職しても上手くストレスに対処していけるような基盤を作っていきます。
サンヴィレッジは、神戸市中央区に2つ、埼玉県川口市に1つ、東京都文京区に1つ事業所があります。
「適応障害があっても就職したい」という方は、ぜひサンヴィレッジにお問い合わせください。
