就労移行支援でどんなパソコンスキルが身につく?取得を目指せる資格や事業所の選び方も紹介
就労移行支援でパソコンスキルが学べるのかどうか疑問に思っている方もいるかもしれませんが、結論から言うと、就労移行支援でパソコンスキルは習得できます。
ただし、どこまでのスキルが習得できるかは事業所によるため、自分がどのようなパソコンスキルを身につけたいのか明確にした上で就労移行支援を選ぶことが大切です。
この記事では、就労移行支援で学べるパソコンスキルと取得できるIT系の資格の一覧、就労移行支援でパソコンスキルをアップできる理由、パソコンスキルを学べる就労移行支援事業所を選ぶポイントを詳しく解説していきます。
就労移行支援で学べるパソコンスキル

就労移行支援事業所で学べるパソコンスキルは、基礎的な操作から専門的なスキルまで、多岐にわたります。
ここでは、基礎的なPC操作から、クリエイティブなスキルまで、就労移行支援事業所で学べるパソコンスキルを解説していきます。
基礎的なPC操作
まず、基礎的なPC操作は、以下の6つです。
この6つは、事務系の仕事に就職を希望しているなら、必須と言えるスキルです。
タイピング
タッチタイピングは、事務系の仕事に就くのに必須のスキルです。
タイピングソフトで練習したり、ひたすら文章を打ち込んだりして、練習しましょう。
タッチタイピングは、反復練習することでしか、身につきません。
タッチタイピングができない人は、まずここから始めましょう。
データ入力
データ入力は、たとえば、売上データや顧客情報を指定されたフォーマットに入力するといった作業です。
簡単に見えますが、根気や集中力が必要とされ、ミスが許されない部分があります。
正確に早く入力するスキルが求められます。
Microsoft Officeソフトの使い方
事務系の仕事で使われるMicrosoft Officeのソフトは、主にWordとExcelです。
この2つのソフトの基本的な使い方はマスターしておく必要があります。
特にExcelは、関数が難しく、一度習っただけでは覚えられないことも多いため、反復練習が求められるスキルです。
また、営業職や営業事務などでは、PowerPointもよく使われます。
プレゼンや顧客向けの資料を、画像・図・表などを使って作成するスキルが必要です。
これらのソフトのスキルは、MOSという資格にもなっているため、対応している事業所であれば、資格取得を目指しても良いでしょう。
ビジネスメールの書き方
ビジネスメールの書き方には、一定の書式があります。
一定の書式を覚えておかないと、事務系の仕事はできないと言っても過言ではありません。
Wordでビジネスメールを手早く書けるようにトレーニングしておきましょう。
ビデオ会議システムの使い方
最近では、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議システムの使い方も、必須のスキルと言えます。
就労移行支援で実際に使ってみて、一通りのやり方を覚えておきましょう。
チャットツールの使い方
職場では、LINEやSlack、社内SNSなど、チャットでやり取りする機会も多いです。
チャットツールの使い方を、そこでのマナーなども含めて、マスターしておくと良いでしょう。
プログラミングとその応用
プログラミングとその応用スキルは、IT特化型の就労移行支援事業所でしか学べませんが、IT系への就職を目指している人には、必要なスキルと言えるでしょう。
ホームページの制作(HTML、CSS、Javascript、WordPressなど)
ホームページの制作は、比較的難易度が高く、トレーニングに長い時間を要するため、気軽には挑戦できないかもしれませんが、ホームページ制作だけでも十分仕事になるため、このスキルを身につけておいて損はありません。
スキルそのものが仕事の結果に直結するため、時間をかけてストイックに努力し、結果を出したい方に向いています。
システム開発(C言語、Python、Java、SQLなど)
システム開発に使われるプログラミング言語は、難解なものが多いため、初心者には難しく、基礎知識が必要になります。
システムエンジニアや、企画開発部、アプリやゲームの開発などに携わりたい方におすすめです。
今までにプログラミングに関わってきた経験がある方でないと、習得に時間がかかる場合があります。
業務効率化(マクロ、VBA、Google Apps Scriptなど)
業務効率化は、マクロやVBAといった技術を用いて、Officeソフトを自動化したり、さらに効率的に利用したりするための技能です。
オフィスエンジニアと呼ばれる職種で使われます。
Officeソフトが多くの会社で使われているため、オフィスエンジニアは貴重な戦力として重宝される、事務関連のスペシャリストのような職種です。
クリエイティブ系
クリエイティブ系の仕事は、単なるPCスキルだけではなく、センスやアートの知識が問われるため、人によって得意・不得意があります。
それだけに、需要は多く、センスと知識がある人であれば、このスキルを身につけておくことで、就職に有利になると言えるでしょう。
Webデザイン制作(Illustrator、Photoshopなど)
IllustratorやPhotoshopなどのソフトを使って、Web上でデザインするスキルです。
よく使われるところでは、名刺やチラシ、ポップ、YouTubeのサムネイルなどが挙げられます。
専門ソフトを使う必要があることから、一部の就労移行支援事業所でしか学べませんが、自分の創造性を活かした仕事がしたい方にはおすすめです。
動画編集(Youtube、Adobe Premiere Proなど)
YoutubeやInstagram、TikTokなどで多くの人が動画を公開していますが、プロの動画編集者になるには、専門的なスキルが必要です。
動画編集スキルを学べる事業所は少数ですが、将来動画編集者を目指す人にとっては、事前に取り扱い有無を確認する価値があります。
生成AI
まだプログラムを行っている事業所の数は少ないものの、これから増えていくであろうスキルが、生成AIのスキルです。
ChatGPTやお絵かきAIなど、その進化は目覚ましいものがあり、今後の仕事の形を大きく変えるかもしれません。
正しく使えば、仕事に役立つものであり、そのスキルを身につけておくことで、今後役立つことが多くなるでしょう。
就労移行支援で取得できるIT系の資格一覧

就労移行支援で取得できるIT系の資格は、以下のようなものがあります。
事業所によって、取得できる資格が違うので、よく調べておきましょう。
中には、資格の教材費や試験の受験料を補助してくれる事業所もあります。
| MOS(Microsoft Office Specialist) | マイクロソフト社認定資格 一般と上級の2つのレベルがある |
|---|---|
| ITパスポート | 国家資格。IT関連の基礎知識の証明になる |
| P検(旧パソコン検定) | 総合的なICT活用能力を問う資格 |
| 日商PC検定 | 日本商工会議所実施のビジネスシーンで求められるPCスキル |
| 情報処理検定 | ビジネスソフトを用いた情報収集や分析など情報活用能力を問う |
| ソフトウェア活用能力認定試験 | Windowsの操作能力、知識などを一定の水準で認定する試験 |
| CAD利用技術者試験 | 技能や職種に応じたCADの知識・技術を問う資格 |
| CADトレース技能審査 | CADソフトを用いて図面作成業務を行う人が対象 |
| 基本情報技術者試験 | 国家資格。情報戦略に関するスキルの証明 |
| 応用情報技術者試験 | 国家資格。基本情報技術者試験の上位レベル |
| Javaプログラミング能力検定 | Javaに関する基本知識とオブジェクト指向などの能力を認定 |
| Adobe認定プロフェッショナル | アドビが認定するエントリーレベルの国際認定資格 |
| Webデザイン技能検定 | Web技術の標準化団体の規格に基づく知識とスキル、実務能力 |
| Photoshopクリエイター能力検定 | Photoshopの活用能力を測定・評価する資格検定試験 |
| Illustratorクリエイター能力検定 | Illustratorの活用能力を測定・評価する資格検定試験 |
苦手な人も安心!就労移行支援でパソコンスキルをアップできる理由

パソコンスキルは、苦手な人もいると思いますが、一人で勉強するより、就労移行支援で勉強した方が、パソコンスキルをアップすることができるでしょう。
その理由は、以下の3つです。
- 一人ひとりのスキルとペースに合ったサポート
- 丁寧なフィードバックと成功体験の積み重ね
- 同じ目標を持つ仲間がいる安心感
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
一人ひとりのスキルとペースに合ったサポート
就労移行支援では、一人ひとりのスキルやペースに合ったサポートをしていきます。
パソコンが苦手な人でも、安心して練習できるように、その人のレベルに合わせたところから、勉強を始めていき、わからないところはサポートします。
ペースも、皆と同じではなく、個人のペースで勉強を進められるよう配慮することが可能です。
そのため、パソコンが苦手な人でも、初歩のレベルから自分のペースでスキルアップしていくことができ、安心です。
丁寧なフィードバックと成功体験の積み重ね
就労移行支援では、一つひとつの作業や訓練に、スタッフが丁寧にフィードバックします。
失敗や反省は次に活かせるようアドバイスし、課題をどうしたらクリアできるか一緒に考え、成功体験を積み重ねていきます。
この丁寧なフィードバックと成功体験の積み重ねが、次のステップへの一歩を後押しする力になるのです。
同じ目標を持つ仲間がいる安心感
就労移行支援には、同じ目標を持つ仲間がいます。
一人で勉強していると、孤独感に陥ったり、自分が今どのくらいのレベルにいるのかわからなくなったりして、不安になることがあるでしょう。
しかし、同じ目標を持つ仲間がいると安心感が湧き、互いに励まし合うことで、勉強のモチベーションを維持することができます。
パソコンスキルを学べる就労移行支援事業所を選ぶポイント

パソコンスキルを学べる就労移行支援事業所を選ぶポイントは、以下の4つです。
- カリキュラムの内容
- 資格取得サポートの有無
- IT系企業への就職実績
- スタッフの資格・経験
この4つの観点から比較して選ぶのがおすすめです。
ポイント1:カリキュラムの内容
カリキュラムの内容は、事業所によって異なります。
タイピングなどの初心者向けスキルを重視している事業所もあれば、プログラミングやWebデザインなどIT特化型の事業所もあります。
IT特化型の事業所は、初心者から受け付けているところもありますが、ある程度の知識と技術を持った人しか受け付けていないところもあるため、注意が必要です。
また、パソコンスキルをアップさせるためには、一人一台無料でパソコンを利用できる環境が重要です。
自分のレベルを客観的に見て、自分に合った事業所を選びましょう。
ポイント2:資格取得サポートの有無
資格取得サポートとは、IT系の資格を取得する際に、その勉強をするための教材費や試験の受験料を補助する制度や、事業所内受験ができること、試験免除プログラムがあることなどが挙げられます。
このようなサポートがあると資格を取得しやすくなるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
ポイント3:IT系企業への就職実績
就職先の業種や職種、IT系の企業への就職者数や就職後の定着率など、就職実績も重要です。
事業所によっては、Webデザイナーやエンジニアなどの在宅勤務ができる企業への就職実績が豊富なところもあります。
自分の希望する業種や職種に就職実績があるかどうか、事前にチェックしておきましょう。
ポイント4:スタッフの資格・経験
IT系の資格を持っている、IT系の企業で働いた経験がある、エンジニアやWebデザイナーの実務経験がある、といった資格や経験のあるスタッフがいるかどうかもポイントです。
実際にその資格を持っていれば、資格試験のアドバイスももらえますし、実務経験があれば、それに即したアドバイスがもらえて、有益です。
就労移行支援でパソコンスキルを学んで就労を目指そう!

就労移行支援でパソコンスキルを学ぶことについて、詳しく解説してきました。
パソコンスキルは、一人ひとり持っている知識やスキルのベースが違うため、自分に合った訓練を行っている事業所を選ぶことが重要です。
兵庫県・埼玉県・東京都に拠点のある就労移行支援事業所サンヴィレッジでは、パソコンの初歩から上級まで、その人に合ったペースでスキルアップしていくことができます。
一人ひとりに個別支援計画を立て、担当スタッフがついて、きめ細かいサポートを行うため、パソコンが苦手な人でも安心して勉強を進められます。
近郊にお住いの方は、ぜひ一度見学や体験に行ってみてはいかがでしょうか。




