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株式会社ジェイエア

創業年月
平成8年8月8日
事業内容
航空運送事業
従業員数
584人
URL
http://www.jair.co.jp/
Q1.
ジェイエアはどんな会社ですか?
A1.

当社は大阪国際空港(伊丹)を拠点に「地域と地域を結ぶことでお客様に喜んでいただけるネットワークをご提供する」ことを事業目的とするフルサービスキャリアであり、JALグループの地方路線の主翼を担う会社として、国内線JAL便の約3割を運行する会社です。
現在、当社は運行する路線の約5割が東北発着路線であり、東北の応援のため東北各空港で子どもたちを招いた体験飛行や航空教室を毎年開催するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
地域と地域のつながりを大切にし、又すべての社員が「J-AIRで働いていて本当に良かった」と心から思えるような会社運営を目指しております。

Q2.
障害者雇用の弊社の理念を教えて下さい。
A2.

当社はJALの障害者雇用をJALと共に推進していく役割を担っています。
その為に当社は(1)「障害のあることを仕事の障がいとしない職場」
(2)「共に協力し合い、障害の方も仕事に喜びを感じる職場」
(3)「障害があっても乗り越え、常に前向きの発想をもてる職場」という理念を掲げ障害者雇用に取り組んでおります。
現在、弊社の業務は障害者と健常者が共に同じ仕事を担当しており、この点が当社の大きな特徴です。そして、当社に応募される障がいのある方の中には、そのことを志望動機として挙げる方が少なくありませんので今後も「障害をお持ちの方でも仕事の喜びを感じれる職場」そして、「障がいのある社員と健常の社員が一緒に働くことで、相互理解が深まる職場」をモットーに積極的に障害者採用に取り組んでいきたいと思います。

Q3.
雇用を始めるにあたって苦戦した点はありますか?
A3.

日々、苦戦しているのが、各部署への配属です。障害のある社員の受け入れを各部署に打診したときに「任せられる仕事が思い浮かばない」「どんな配慮・対応をすればいいのかわからない」「自部署に掛かる負担が重い」などの声があがることは少なくありませんでした。
よって、障害者雇用をスタートした時は受け入れ先が決まらないことが多々ありましたが配属方法について、根本的に見直し現在は各事業所で障害をお持ちの方も活躍しております。

Q4.
障害者雇用における、今後の展望や目標はありますか?
A4.

障害者雇用の仕組みや働く環境が整ってきたため、現在は積極的に雇用を進めています。今までの経験をいかしながら、更なる障害者雇用を浸透させていくことが今後の目標です。そのためには、採用活動を進めつつも、いま雇用している社員が幸せに働き続けられるようにしっかりとサポートしていくことが重要です。
仕事面のサポートは会社側でできますが、生活面についてはサポートが難しい場合もありので、今後も社外の機関と上手に連携して、慎重に雇用を進めていきたいです。

Q5.
障害者雇用を検討している企業に一言。
A5.

障害のあるスタッフは会社がその障害をしっかり理解し、きちんと気にかけることが一番大切だと思います。何か起こったときではなく、日々そのスタッフの状況に応じてサポートする仕組みをつくっておくと安心です。
当社では障害のあるスタッフと随時面談をおこなっていますが、ここ数年は社内の理解も浸透してきて「〇〇さん調子があまり良くなさそう」などと、一緒に働いているスタッフも気にかけて、本人に直接声をかけたり、障害者雇用担当のスタッフに共有したりしています。よって、人事部だけが頑張るのではなく、社内全体でフォローすることが当たり前の文化が少しずつ浸透してきております。
また、支援機関をバックサポートにつけることも重要です。
サンヴィレッジをはじめ、各市町村で運営している地域包括支援センターなどとも密に連携し情報共有しながらアドバイスを受けることも必要かと思います。
そういった機関を効活用することで、人事部の負担は軽減されます。
社内で抱えて仕事をするのではなく、社外とも積極的に連携して知識、情報を積み上げていくことが大切だと思います。