自己理解を深めて「天職」と思える就職へ 就労移行支援事業所サンヴィレッジ

就職者の声

TOP > 就職者の声 > 自己理解を深めて「天職」と思える就職へ

自己理解を深めて「天職」と思える就職へ

いつもはきはきと挨拶され、まじめでまっすぐなAさん。
ふとしたことで負の感情がわきやすく、感情のコントロールが課題でした。
ご自身の障がい特性と向き合いながら

得意なこと・苦手なことを面談を通して整理し

訓練を続けた結果、この度、就職が決まりました!


☆.。:・✶.。:*・☆.。:*☆.。:*・✶.。:*・*・☆.。:・✶.。:*・☆。:・✶.。:*・☆.。:*☆.。:*・✶.。:*・*・☆.。:・✶

 

Q どんな仕事に決まりましたか?

 

 ホテルの客室清の仕事です。
 主にお客様が使われたベッドのシーツを回収する仕事を担当しています。
 その他、ベッドメイク(新しいシーツをかぶせる仕事)、風呂場並びにトイレの清掃、

 客室や廊下の掃除を、他の従業員と分担して行っています。

 

 手が空いた時は、お客様が捨てられたゴミを回収、分別して処分しています。
 回収されたゴミは業者の方がまた分別するらしいのですが

 少しでもその人たちの手間が省けるためにやったほうがいいと思って取り組んでいます。

 

 ホテルが出しているミネラルウォーターやタオル、アメニティなどの消耗品の補充

 はぎとったシーツや使用済みタオルを入れる袋の交換、

 新しいシーツやタオルをカート(台車)に補充する仕事などもあります。

 

 最近では倉庫整理にも取り組んでいます。
 誰もやりたがらない仕事を手の空いた時にやっています。
 苦労はあるけど嫌ではなく、むしろ時間を有効的に使えると思っています。

 

Q 今回の就職は、まず企業見学、その後3か月のトライアル雇用を経て本採用へとつながりましたね。
  3か月トライアルで働いてみていかがでしたか?

 

 3か月働いてみて、働きやすい場所だと思いました。
 仕事上のコミュニケーション・報連相は必要ですが、休憩中は話さなくてよく

 それが自分に合っていると思います。

 働き始める前は続けられるかどうか不安でしたし、人間関係も不安でした。

 

Q このまま本採用で働き続けたいと思いましたか?

 

 1か月目や2か月目初めの時点で、このまま働いていきたいと思いました。
 仕事内容も自分に向いていると思い、天職と思えました。

 

Q サンヴィレッジに入所するきっかけは?

 

 仕事をしたいと思う気持ちがあり、ハローワークに行ったところ、
 こちらの支援員と出会いました。

 前職は就労継続支援A型でしたが、誰にも相談せずに辞めてしまったという
 後悔がありました。

 

Q 後悔のない就職をしたい、という思いで入所したんですね。

  ではサンヴィレッジの訓練で頑張ったことは何ですか?

 

 作業訓練と、皆勤賞を目指したことです。多少遅刻はあれど休まずに通いました。

 

Q サンヴィレッジに通ってよかったと思うことはありますか?

 

 精神的に前を向けるようになったこと、
 仕事が見つかったこと、
 計画相談員さんとの面談が良かったと思っています。

 

Q Aさんにとってサンヴィレッジとはどんなところでしたか?

 

 来てよかった場所です。精神的に前に進むことができました。
 自分には「こだわり 幼さ」がありましたが、
 ここにくるという過程があったから今という結果があると思っています。

 

Q 就活をしている人に向けてメッセージはありますか?

 

 自分以上に自分のこと 苦しんでいる人の力に向けて

 ● 他人の意思(意志)を尊重し、自分の意志(意志)を信じること
 ● 『自分』(見方や受け取り方)の為に『世界』(他人や環境)を変えるのではなく

   『自分』が変われば、『世界』が変わる

 というメッセージを送りたいです。

 

Q 「自分を変える」という思い、訓練を通して私たち支援員にも伝わっていましたよ。

  それでは、今後の仕事に向けて抱負や気を付けたいことはありますか?

 

 一人で背負い込まず困ったときは誰かに頼る、上司や友人、他人に助けを求めていこうと思います。

 

☆.。:・✶.。:*・☆.。:*☆.。:*・✶.。:*・*・☆.。:・✶.。:*・☆。:・✶.。:*・☆.。:*☆.。:*・✶.。:*・*・☆.。:・✶

 

入所当初は自分を否定する発言が多かったAさんですが、
支援員と一緒に「できること」を探していった結果、
自分を肯定することができるようになり、
天職と思える仕事に就くことができました。

今後のご活躍を心よりお祈りいたします!

(在籍:神戸元町センター)