今日から実践できる「服薬管理」 就労移行支援事業所サンヴィレッジ

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今日から実践できる「服薬管理」

こんにちは!文京センターです!

みなさんは「精神科訪問看護」をご存じですか?

 

精神科訪問看護とは、

精神疾患をお持ちの方、こころのケアが必要な方へのサービスです。

看護師や精神保健福祉士といった有資格者が自宅を訪問して、

服薬管理、体調の相談、通院同行といったサポートを行います。

 

先日、訪問看護ステーションの方をお招きし「服薬」についてのセミナーを開催しました。

講師の柳田先生(ハニー訪問看護ステーション)は、看護師と救急救命士の資格をお持ちで、

「薬」との付き合い方についてわかりやすく教えてくださりました。

 

 

★★★服薬の重要性について★★★

安定して働くために、そして安定した収入を得るためには、

服薬を適切に行い、症状をコントロールすることがとても大切!

しかし、主治医の指示通りに服薬できないケースも多いそうです。

 

訪問看護の現場で見てきた服薬が安定しない要因と、その対策6つをご紹介します!

 

1 忙しい、病院が遠い、電車に乗るのが怖い等で通院しない(利用者自身に関する要因)

→薬を飲まないと、症状が悪化するので、必要に応じて受診同行サービスを活用しましょう。

 

2 薬の効果がわからない、病気じゃないから薬は不要と考えている(疾患に関する要因)

→薬剤情報提供文書を見たり、どんな効果があるか知りましょう。

 自分の疾患について主治医から丁寧に説明してもらうことも大事です。

 

3 医療者の説明不足(医療者に関する要因)

→「この薬はどんな作用があるですか?」「以前の薬と何が違うのですか?」等

主治医に質問し、なぜその薬を処方されたかを理解しましょう。

 

4 薬の副作用で具合が悪くなってしまう、服薬を忘れてしまう(治療に関する要因)

→その気持ちを誰かに伝えることが大切です。(主治医、薬剤師、家族など)

 薬を飲まなあったことで自分を責める必要はありません。

 

5 薬を管理するのが面倒(環境に関する要因)

→薬の種類が多い、服薬のタイミングがバラバラ、

 服薬を忘れがちといった場合は、服薬カレンダーを活用しましょう。

 自己管理できるのがベストですが、家族や周りの人にも頼りましょう。

 

6 宗教的理由、「病は気から!」等の思いがある場合(文化に関する要因)

→気持ちはもちろん大事ですが、薬あっての治療。薬と気持ちの両方を大切にしましょう。

 

訪問看護は、体調管理の心強いサポーター。

薬との付き合い方を知り、症状をコントロールし、安定した社会人生活を目指しましょう!

 

☆参加者の感想☆

・服薬の大切さや、自分で服薬を管理すること、

 管理が難しいときには人に頼ってもいいことなどを知ることができた。

・継続的に服薬することの大切さを再確認するきっかけになりました。

・いままで飲み忘れもあったので、服薬を家族や訪問看護師に管理してもらうというのは

 大変ありがたいことと思いました。

 

働くためには、体調の安定を維持することが大切です!

服薬管理もそのひとつですね💊

 

外部講師によるセミナーなども定期的に行っているので、興味のある方はぜひ見学にお越しください!

見学・体験受付中!

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