訓練で体力と工夫を身につけ、就職できました!

入所当初は週3日通所からのスタートで、体力的にも課題があったAさん。
少しずつ通所を増やしていくことで、皆勤賞を無理なく取れるようになりました。
プログラムへの参加率も高く、パソコンも意欲的に取り組まれたAさんは明るく朗らかなお人柄✨
障がいで「これはできない」ではなく「こうすればできる」という方法を見つけることで
目標としていた事務補助の仕事に就くことが出来ました!
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Q どのようなお仕事に決まりましたか?
事務補助にきまりました。
仕事内容はデータ入力や書類整理ときいています。
もともと一般事務補助で週4日ぐらいの勤務を希望していましたので、ちょうどよいところが見つかって良かったです。
Q 希望の就職に就くために取り組んでいたことはありますか?
パソコンのワードやエクセルをがんばることを中心に取り組んできました。
他に、事務に必要なデータ入力や検索修正などの訓練にも取り組みました。
Q パソコン以外の訓練では何に印象に残っていますか?
作業訓練で、粘土の干支や、フェルトのキーホルダーなどいろいろ作ったのが楽しかったです。
他にも、パワーポイントの図形でイラスト作成の講座が楽しくてはまってしまい、他にも一生懸命作りました
広報課(講座の告知ポスターを作る係)の人が作っているポスターづくりがあるのですが
それにも挑戦したくてむずむずしていました。
他の訓練生がやっていることを見てあれをやりたいという目標ができました!
Q 研修担当課も担当されていましたね
※研修担当課:新入所者のために名札などの備品を用意する係
テプラシールをめくるのが難しかったのですが、支援員さんから補助具を使用する方法を教えてもらい、
自分でどうやればできるか考えて取り組んだところ出来るようになりました。
他のことに関しても、どうやったらできるかなを考えるようになりました。
Q 企業見学も「工夫すること」のきっかけになったとお聞きしていますが
企業見学は何度か行きましたが、それぞれの会社の違いや特例子会社では配慮の実践例などが見られました。
特に特例子会社で身体障害の方が輪ゴムやホッチキスなどの事務用品を実際にどのように使うのか、工夫して使っているのを見せてもらいました。、
見学するだけじゃなくて実際に体験させていただいたこともあって、自分の苦手な作業もわかり、自分でも工夫するようになりました。
Q 訓練で苦手なことはありましたか?
ウォーキングが苦手でしたが、かかりつけ医に相談しながら服薬などの調整をし、だいぶ歩けるようになりました。
体力向上プログラムにも参加できるようになりました。
通所数も皆勤賞がとれるようになりました。
Q コミュニケーションの訓練はいかがでしたか?
忘年会のレクリエーションで買い出し班に参加しました。大変だったけどやりがいはありました。
しかし、リーダー役は私には向いていないということにも気づけました。
SVサロン(トークテーマに沿ってお話しする会)はいろんな人の話がきけるから楽しかったです。
喋ったことない人の話を聞くのも楽しかったので、開催されるときはだいたい参加してました。
Q 就活系の訓練はいかがでしたか?
「履歴書の書き方」「志望動機の書き方」の講座がすごく役に立ちました。
一人では志望動機が完成しなかったと思います。
障害についても、どれができてどれができないなど支援員さんに分析してもらえたことで、面接で伝えるときに役に立ちました。
自分では「これはできないからいいや」であきらめていたところを、「こうやったらできる」という視点で教えてもらえたのが勉強になり
面接のときも答えやすかったです。
美文字の訓練は封筒のあて名書きに役立ちました。今までになくきれいに書けるようになりました。
Q 訓練でしんどかったことは?
データ入力は一時間が限界でした。一日中はとても無理なことがわかりました。
面接のときにも伝えることができました。
Q 最後にメッセージはありますか?
自分の障害のことを人に話すのはなかなか難しいと思いますが、言葉に出して話せるようになれば面接でもしっかり受け答えできると思います。
隠していくのも選択肢の一つですが、オープンにできるのであれば自分の気分的にも楽です。
自分の障害を受け入れて人に話すのはなかなか難しいと思いますが、言える部分は話をし、配慮が必要なところは伝えておいた方が良いと思います。
(在籍:神戸元町センター)