本当にしたいことを見つけられた就職 就労移行支援事業所サンヴィレッジ

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本当にしたいことを見つけられた就職

前職を退職して数か月、一人で就職活動をしていた私は ハローワークでサンヴィレッジの就労部の方と偶然出会い 就労移行支援という制度サンヴィレッジのことを知りました。   私は当初、就労移行支援という制度をまったく知らず、 少々不安に思いながらサンヴィレジを見学させていただきました。   そこでスタッフの方々の誠実な姿勢 通所されている皆さんの規律正しくも和やかな訓練風景安心感を覚え 自分もここで訓練してみようと決心しました。   訓練用のPCには音声読み上げソフトがインストールされており わからない点は支援員の方が丁寧に教えてくださるので 視覚障害者の私にも非常に訓練しやすい環境でした。     中でも特に力を入れたのは PowerPointによるスライドの作成と それを使用したプレゼンテーションの練習でした。   PowerPointの操作を一から覚え プレゼンの構成を考え、原稿を暗記 いかに皆さんに興味を持って最後まで聞いてもらえるか試行錯誤しました。   そのプレゼンの練習で気付いたことは、当たり前のことかもしれませんが 「自分の考えをわかりやすく相手に伝えること」の重要性です。   例えば就職の面接で自分の障害について面接官の方に説明することは とても難しく、気の進まないことかもしれません。 しかし、その説明しづらい障害のことをわかりやすく説明 希望する合理的配慮を明瞭に堂々と伝えることができれば 面接官の方に与える印象も良いものになるかもしれません。 短所を長所に変える、とはそういうことではないかなと私は思っています。   私は高齢者施設に就職が決まり そこで利用者の方に対する機能訓練の仕事をすることになりました。 正直、全く違う業種への就職も模索していたのですが 経験のある業務に再び挑戦することになったのは 自分がやはり心の底でその道を望んでいたからでしょう。   自分のことをわかりやすく表現し、周囲の人たちとのつながりを構築していく その努力は就職の前も後も変わりません。 サンヴィレッジで得たご縁や経験が今後十年、二十年・・・ 働いていく上での礎となるよう、今後とも精進して参ります。   日ごろの訓練から就職まで熱心にサポートしてくださったスタッフの皆さん、 訓練を共にした仲間の皆さん、本当にありがとうございました。