サンヴィレッジが味方になってくれたから、掴めた資格と就職!

「障がいを持っているから、出来ないことが当たり前」
「それを前提として私は頑張っているんです」と話すAさん。
障がいにより、人間関係や仕事が思うようにいかず、
他者と比較し辛い日々を過ごしていたAさん。
理解者がいない中、おひとりで頑張ってきました。
しかし、ご縁がありサンヴィレッジで訓練に取り組む中で
「味方がいる」「信頼できる人がいる」と感じ、
「障がい有無関係なく出来ることを頑張ろう!」
と前向きな気持ちを持てるようになりました。
そんなAさんは、大手食品会社に採用!
実習中の姿勢やお人柄の良さを評価いただき、この度就職が決まりました✨
Aさんのインタビューをどうぞ!!
Q. どのような仕事をしていますか?
大手スーパー業務全般を行っています。
具体的には野菜の袋詰め、シール貼り、品出しなどを担当しております。
カットされた野菜の袋詰め、袋の上に赤いシールをテープで付け、
更に機械でシールを作成し、袋に付ける。
これらの処理を施した野菜を段ボールに入れるなどの工程を主に担当しています。
Q. サンヴィレッジに通うきっかけは?
就職活動でハローワークに通っていた時に、担当者さんから「就労移行」のことを紹介していただいたのがきっかけです。
サンヴィレッジを見学に行った際に「きっといい出会いになりますね」と笑顔で言ってくださいました。
面談では私の話を色々聞いてくださって、ここであれば安心して通えると思いました。
Q. サンヴィレッジで頑張ったことを教えてください
サンヴィレッジで頑張ったことは、他人とのコミュニケーション全般です。
もともと私は自分の思い込みで行動してしまい、結果的に世間からズレた評価をされることが多かったです。
サンヴィレッジの方はそんな私の頑固な部分を受け止めてくださり、
少しずつ他人のアドバイスや、意見を受け入れていくことができました。
Q. 就職するまでに困難だったことはありますか?
自分の得意なことと、苦手なことを把握するのが難しいと感じました。
私は発達障害なのですが、症状などは見た目では分かりにくいものが多いです。
つまり他人も自分も、何が得意で何が苦手なのか把握しにくい。
そんな時にある企業の実習を受け、身体を動かす仕事とパソコンを使う作業の両方を体験し、
私の場合はじっとしていると集中力が無くなるということを発見できました。
適職探しの一番の近道は、企業の方のお話を聞くというのも大事ですが、実際に体験することも非常に大事です。
Q. サンヴィレッジの訓練で取り組んでおいてよかったこと
ソーシャルスキルトレーニングと呼ばれる、他人とコミュニケーションを取るプログラムでは
自分の意見を発言する場面もあるのですが必ず相手の話を否定せず聞くというルールを徹底されておられましたので、
発言する時も傾聴する時も安心してコミュニケーションを図ることができました。
またセルフケアプログラムや、趣味で受験したメンタルヘルスマネジメント講座では、
自分の内面の悩みについて深くまで知ることができました。
更に他人も同じことで悩んでいるという視点も持つことができ、傾聴や寄り添う姿勢を大事にしていきたいと思いました。
そして、学んだことを活かしたい気持ちと自分のことも他人のことも理解を深めるため
メンタルヘルス・マネジメント検定試験を受験し、無事、II種・III種に合格しました。
Q. サンヴィレッジとは?
憩いの場。
職場の方は仕事で生じる障がい特性を実体験されていませんが、
サンヴィレッジの方は私の性質や障がい特性などを理解してくださっており、
自分の障がいから来る特有の悩みを傾聴姿勢で聞いてくださりますので、安心して話すことができます。
また就労した後であっても、最大3年半利用できる「定着支援」というサポートもあり安心です。
一人一人の特性に合わせたスピードで訓練できるのが最大の魅力だと思います。
Q. これから利用される方へのメッセージ
ハローワークでは一人で就職先を探していましたが、
サンヴィレッジの方は皆さん、訓練生の方の情報を共有されていらっしゃいます。
どの職員の方にお尋ねしても、こちらの事情を分かってくださっておりますので、
孤独ではないという気持ちを持ちつつ、安心して就職活動を進めることができました。
これら全ての情報を実際に確かめたい方は、まずは見学されることがオススメです。
(在籍:三ノ宮センター)