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うつ病からの再就職は難しい?現状と職探しのポイント、支援機関を解説

うつ病からの再就職は難しいと思われがちですが、精神障害のある方の新規求職者数・就職者数はともに増加傾向にあります。難しいとされる理由や、再就職に向けて押さえておきたい準備のポイント、頼れる支援機関までをわかりやすく解説します。

「うつ病になってから、もう一度働けるのだろうか」と感じたことはありませんか。そのような不安を抱える方は少なくありません。しかし、正しい情報と準備、周囲のサポートがあれば、再就職を目指すことは十分に可能です。

この記事では、うつ病からの再就職の現状や難しいとされる理由、押さえておきたい準備のポイント、頼れる支援機関について解説します。

うつ病からの再就職は難しい?


厚生労働省の調査によると、令和7年度、精神障害のある方の新規求職の申込件数は165,316件で、前年度から7.9%増加しました。そのうち就職につながった件数は66,580件で、前年度に比べて1.6%増加しています。障害の種別のなかでも、新規求職の申込件数と就職件数がともに増えているのは精神障害のある方だけで、就職件数は過去最多の水準となっています。

働く意欲を持って一歩を踏み出す方が増え、実際に就職へ結びつくケースも着実に増えていることがわかります。一方で、うつ病を含む精神障害は、体調に波があることや、症状が外から見えにくいことなどから、再就職までに時間がかかりやすい面があるのも事実です。ですが、それはうつ病だから就職できないという意味ではありません。

実際に多くの方が正しい準備を重ね、再就職を実現しています。まずは現状を正しく知り、悲観せずに一歩ずつ準備を進めていきましょう。

出典:厚生労働省「令和7年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などの取りまとめを公表します」(https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/001713333.pdf)

うつ病からの再就職が難しい理由


再就職までに時間がかかりやすい背景には、いくつかの理由があります。

うつ病の症状は目に見えにくく、企業側にとって必要な配慮の内容をつかみにくいことが、そのひとつです。心の不調は本人にしかわからない部分も多く、症状や体調の程度を外から判断することが難しいという背景があります。

職歴にブランクがあることが再就職に影響するのではないかと心配する方もいるかもしれません。しかし、職歴にブランクがあること自体が、採用の可否を決めるわけではありません。

ただし、療養期間がある場合、企業側がその間の過ごし方を確認することがあります。そのため、療養期間中にどのように過ごしていたのか、現在はどのような状態なのかを説明できるよう、あらかじめ整理しておくことが大切です。

再就職に時間がかかりやすいという傾向は、あなた自身の努力不足や人間性の問題ではありません。病気の特性に加え、企業側の事情もあります。自分を責めず、自分の体調や状況に合った働き方を探していきましょう。

うつ病からの再就職を目指すうえで押さえておくべきこと


再就職への焦りや再発のリスクを抑えるためには、事前の準備とマインドセットが欠かせません。なかでも、最も優先すべきは、治療です。

最優先はあくまで治療


うつ病は「完治」よりも「寛解(かんかい)」を目指す病気だといわれています。寛解とは、症状が落ち着き、コントロールできている状態のことです。寛解に至っていないうちに再就職を急ぐと、症状が再発・悪化し、かえって遠回りになりかねません。

焦って就職を急ぐのではなく、まずは心身の状態を整えることが大切です。就職活動を始めるタイミングも含めて、必ず主治医に相談しながら進めることが、長く安定して働き続けるための土台になります。服薬や通院を自己判断で中断することも避けましょう。

焦って決断しない

症状が強い時期は、将来について悲観的に考えてしまうことがあります。「もう一生働けないのではないか」と不安になり「早く働かなければ」と焦ってしまうこともあるでしょう。

しかし、心身の状態が安定していない段階で就職を急ぐと、冷静に自分に合った職場を選ぶことが難しくなります。焦って就職先を決めてしまい、体調やペースに合わない環境で働くことになれば、再び体調を崩すことにもつながるかもしれません。

まずは心身の状態を整えることを優先し、就職活動を始める時期も無理に急がないようにしましょう。

自己分析で自己理解を深めておく


再就職の準備として、自分の得意なことや苦手なこと、疲れやすい状況などを言語化しておくことも大切です。体調を崩しやすいサインや、働くうえで必要な配慮を整理しておくと、面接で自分のことを説明しやすくなります。

とくに障害者雇用枠での就職を目指す場合、こうした自己理解は、自分に合った働き方を考えるうえで役立つだけでなく、自己管理能力の高さとして評価されることも少なくありません。自分の特徴や必要な配慮を具体的に伝えられれば、企業側も受け入れの準備を進めやすくなり、入社後の働き方や必要なサポートをイメージするうえでも役立ちます。
言語化することは、自分専用の「取扱説明書」を作るようなイメージです。まずは書き出せるところから、自分自身について少しずつ言葉にしてみましょう。

再発・悪化しない働き方や仕事を考える


長く働き続けるためには、自分に合った働き方を選ぶことも欠かせません。対人関係のストレスが少ない仕事や、自分のペースで進めやすい定型業務など、無理のない環境を選ぶことが再発防止につながります。

はじめからフルタイムを目指す必要はありません。時短勤務やアルバイトから、段階的に慣らしていく方法もあります。

ただし、頭で考えるだけでは、どんな業種が合っているのか、どのくらいの業務量なら働きやすいのかなど、判断しづらい面もあります。そこで役立つのが、職場を模した環境での実践的な訓練や、企業での職場体験実習です。実際の作業に近い形で経験を積むことで、自分に合った働き方を具体的につかめます。

就労移行支援事業所サンヴィレッジでは、一人ひとりの状態や得意・苦手に合わせた個別最適化サポートを行っています。パソコンスキルだけでなく、清掃業務や仕分け・梱包といった作業系の訓練にも対応しています。実践を通して自分に合う働き方を確認したい方は、こうしたサービスの活用も選択肢のひとつです。

うつ病からの再就職で利用できる支援機関


一人で再就職の準備を進めるのは、簡単ではありません。うつ病からの再就職では、複数の支援機関を頼ることができます。

● ハローワーク
精神障害のある方向けの専門窓口があり、求人紹介や応募書類の作成、面接対策などのサポートを受けられます。

● 地域障害者職業センター
職業評価やリワーク支援を行う公的機関です。復職や再就職に向けた実践的なプログラムを利用できます。

● 就労移行支援事業所
いきなり仕事を探すのではなく、働く準備を整える段階からの支援を受けられます。まだ自信が持てない、生活リズムから整えたいという方は、こうした準備の場から利用を検討するとよいでしょう。

再就職に向けて、すべてを一人で準備する必要はありません。現在の体調や就職への準備状況に合わせて支援機関を活用し、焦らず自分のペースで次の一歩を進めていきましょう。

まとめ

うつ病からの再就職は、簡単なことではありません。しかし、治療を最優先にしながら自己理解を深め、自分に合った働き方を見つけていけば、着実に道は開けます。

再就職はゴールではなく、安定して働き続けることこそが本当のゴールです。一人で抱え込まず、兵庫県神戸市・埼玉県川口市・東京都文京区に拠点を置く就労移行支援事業所サンヴィレッジへご相談ください。

専門スキルを持ったスタッフが丁寧に対応しています。
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