諦めない強い気持ちでつかんだ就職 就労移行支援事業所サンヴィレッジ

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諦めない強い気持ちでつかんだ就職

「次こそ自分が希望する仕事をしたい!」と 就職活動をしてみるものの、なかなか思うように進まなかったAさん。 そんな時に偶然サンヴィレッジと出会い、 「ここでなら必要なスキルが身につけられる!」と利用を決められたそうです。 聴覚に障がいを持っているAさんは自分の訓練だけではなく、 周りの方とのコミュニケーションをどうとっていくか ということを考えながら通所されていました。 以前は簡単に諦めていたことも サンヴィレッジでは粘り強く最後まで取り組むことで就職につながったAさん。 これまでの訓練についてお話を伺いました。   Q どんなお仕事に決まりましたか?

A. 生命保険会社の事務のお仕事です。 少しずつできる業務を増やしていきたいと思っています。

  Q どのような訓練をされましたか?

A どうしても事務職に就きたかったので、まずはPCの基礎知識の習得を目指しました。 他にも作業訓練やビジネスマナー、SSTなどのプログラムにも積極的に参加しました。

  Q 参加してよかったプログラムはありますか?

A セルフケアです。就職してからも活かせると思います。 あとは、手話講座です。 聴覚障がい者として、講師のお手伝いをさせていただくこともありました。 健聴者に手話を伝えることの難しさも感じましたが、 “感じ方の違い”を知ることができて良かったと思います。 距離感が違ったり、表現法が違ったり、

そういったことに気づくことができて お互いにとってとてもいい時間だったと思います。 みんなから「手話を教えて」と言われるようになって、 自分からも話しかけられるようになりました。とても楽しかったです。

  Q サンヴィレッジの訓練の中で、今の仕事に活かせそうなことはありますか?

A メモを取る習慣です。 実習先でメモを取るスピードを指摘されてから、

朝礼の連絡内容やスタッフからの指示は全てメモを取るようにしました。 就職後の業務を見据えてテンキーの入力練習にも取り組みました。 就職が近づくにつれて、職場ではどんなスキルが必要かを考えながら より実践に近い訓練をしていきました。

Q 就職するまで困難はありましたか?

A 周りの方とコミュニケーションをとるのが難しかったです。 実習先でも他の実習生となかなか思うようにコミュニケーションがとれず うまくいかないこともありました。 仕事の進め方が違ったり、理由がわからないこともあったので悩むこともありました。 マナーや礼儀を大切にしたり、

まわりに気を配りながら仕事をすることにしんどさを感じたこともありましたが、

サンヴィレッジでビジネスマナー講座に参加したりしながら乗り越えました。

  Q サンヴィレッジに通ってよかったことは何ですか?

A 体調管理や時間管理を意識してできるようになったことです。 訓練は休まないように、早寝早起きを心がけていました。 あとはサンヴィレッジに通いながら、

就職までに取りたかった運転免許も取得することができました。 どうすれば訓練と両立できるか、とても考えました。 仕事をしていく中でも時間の使い方を考えることは役立つと思います。

Q Aさんにとってサンヴィレッジとは?

A 支援員さんは私の性格を理解したうえで、 自分に合う仕事は何かを一緒に考えてくださいました。 PC基礎を学びながら得意なことを伸ばし、 ずっと志望していた障がい者理解のある職場での事務職に就くことができました。

Q これから就労移行の利用を考えている方や、一緒に訓練した仲間へのメッセージをお願いします

A 私は今までいろんなことをすぐに諦めていました。 でもサンヴィレッジに通って、途中で投げ出さないことの大切さを学びました。 何事も諦めないでください。 「絶対に叶える!」という強い気持ちを持って、いろんなことを吸収して頑張ってください。

  (在籍:神戸元町センター)