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ジョブサポートパワー株式会社

創業年月
2001年1月4日
事業内容
業務請負業
従業員数
1,699人(親会社関連子会社含む)
URL
https://www.mpg-jsp.com/
Q1.
ジョブサポートパワーはどのような会社ですか?
A1.

ジョブサポートパワーは総合人材サービス会社のマンパワーグループの特例子会社です。
障害者と障害者を雇用したい企業の支援を行っています。

障害者の方へは雇用支援をしてジョブサポートパワーでの採用と、障害者募集をしている企業への職業紹介をしています。

具体的には、障害があって働くことに不安を抱えている方は職業訓練などのさまざまなサポートをすることで就職への第一歩を踏み出すためのサポートやOJTの実施、企業への紹介では専任のコンサルタントがご希望やニーズに合わせてのアドバイスや面接指導、就業後は定着支援等を行なっています。

また、障害者雇用をお考えの企業には人材の紹介のほか、定着支援の為のコンサルティングや新たに在宅制度を採り入れる場合の運用支援も行なっています。

Q2.
特例子会社設立に至った経緯を教えてください。
A2.

マンパワーグループは派遣会社が土台となっており、社員と合わせて稼働スタッフも法定雇用率に入ってきます。
親会社での障害者雇用はどうしても出来る事が限られたり、設備的にも運用的にも限界がありました。

そこで、特例子会社を設立することで、柔軟な雇用形態の作成や障害者に配慮した就業規則の策定、設備投資の集中化をすることで、雇用機会の拡大を図るため、2001年にジョブサポートパワーが誕生し、今年で18年目に入ります。

Q3.
どのようなサポートをしているのですか?また、雇用管理はどうしていますか?
A3.

主なサポート体制として下記のようなものがあります。
1)障害者の特性に合わせた職場内の配置
2)障害の特性を理解した上司からの声掛け、指導と配慮
3)面談でのサポート体制、社内相談窓口の設置
4)研修による戦力化とスキルアップ
具体的には社内研修の「個人情報保護研修」や社外研修の「障がい者職業生活相談員資格認定試験」「職場定着支援従事者研修」「職業リハビリテーション実施セミナー」の参加
5)キャリア支援として管理職への登用、転籍、転職によるキャリアアップ雇用管理の一例として下記の人事制度があります。

1)定期通院制度
自身の障害の為に必要な定期通院に要した時間は勤務した時間とみなし、月2回まで利用でき、勤務の安定を目的としています。
2)フレックス休暇
累積した残業時間との相殺により休暇が取得できます。
有給休暇を使用しないで休暇が取得できるメリットがあります。
3)短時間勤務
新入社員で入社当初短時間勤務を必要とする社員または長期休暇からの復職前に短時間勤務などの復職前プログラムの実施を行なっています。

Q4.
雇用形態はどのような形態がありますか?正社員登用はあるのでしょうか?
A4.

雇用形態については、最初は契約社員としてスタートいただきます。
弊社では社内評価制度を取り入れており、障害内容や働く場所(在宅、通勤)問わず、公平な評価の上、ご希望が合えば正社員登用を積極的に進めており、1年程度で正社員になる方もいます。

Q5.
在宅ワークでの採用を行なっているが具体的にどのような業務をしていますか?また、管理はどのようにおこなっていますか?
A5.

在宅勤務は全国約60名以上の通勤困難な重度身体障害者が在宅社員として業務にあたっています。
入社後は人材育成の部門に配属となり、ビジネススキルや報告、連絡、相談等のコミュニケーションの取り方や健康管理も含めた業務に当たっての準備をしていきます。
その後、適正等を見ながら正式なチームへ配属されます。
社内体制についてはオフィスにコーディネーターが配置され、1〜2名のリーダーを含め7名〜10名程度のグループ制にて業務を行います。業務指示・業務報告にはSkypeを利用し、リアルタイムに業務コーディネーターやチームリーダー、グループメンバーとのコミュニケーションが図れる体制を整えています。

Q6.
サンヴィレッジからの就職、また定着支援の感想はどうですか?
A6.

現在マンパワーグループの厚生事務課という派遣スタッフの方の保険関係の手続きをしている部署で1名活躍いただいています。

定着支援については丁寧でフットワークも良く、また、親身になってくださる印象です。
社内でも定着支援はしていますが、共有や情報交換もさせていただき、とても頼りになるだけでなく必要不可欠な存在です。

Q7.
特例子会社に就職しようとしている方へのメッセージ
A7.

特例子会社に就職しようとしている方へ…
働き方のひとつとして考えられたらよいのではないかと思います。
一般的には障害内容は違っても障害のある方が多く活躍されている職場ですので設備面や配慮事項等、サポート体制が比較的整っているかと考えられます。

但し、個人的にはその方が何を求めるのか、大切にしたいことや譲れないものは何か、
でも、折り合いをつけないといけないことはどんなことなのか等、
自分自身にしっかり向き合うこおtが必要だと思います。

Q8.
特例子会社を検討している企業へのメッセージ
A8.

特例子会社を検討している企業へ…
それぞれの想いや目的があるかと思います。その上で利点と課題もあり、二の足を踏まれる企業様もあるのではないのでしょうか。
弊社では特例子会社設立支援業務も行なっていますので、できることがあればお声かけいただければと存じます。

障害者と企業、双方の雇用機会の拡大につながればと願います。